週刊パパパイ-頼れるお父さん養成講座

週刊パパパイ-頼れるお父さん養成講座 頼れるお父さん養成講座(16)夜中の発熱 まずは家で安静

イメージ:夜中の発熱 まずは家で安静

イラスト・瀬谷直樹

2007年09月03日(月)付

「部屋(診察室)の中に入り、娘の顔を見ると僕には確かに娘が『なんて所に連れてきたんだ(怒)』。そう訴えているように見えました。涙を顔一面に付けて泣いていました」。(日高邦博著「逸子さん、僕が主夫します!)

 小さい子どもが発熱しやすいとは聞いていたが、こんなに度々だとは思わなかった。しかも日中ならともかく、いつも時間帯は深夜。家でみるのかそれとも病院か、判断が難しい。どうする父親、どうする?

 ■大丈夫!
  「三九度でも四〇度でも、熱だけなら大きな問題はない」と高松赤十字病院小児科の幸山洋子診療部長。病院へ連れて行ったとしても、原因はすぐに分からないことが多い。逆に処方された薬のため、病状がちゃんと分からなくなることもあるという。まずは家で「安静が一番」と言うことだ。
  注意すべきなのは熱の高さよりも事前の行動で、遊んでいたり、しっかりご飯を食べていた子どもが急に発熱しても、比較的大丈夫だという。
  熱がある子どもを家でみるとき気を付けるポイントは、水分をしっかり補給することと体を冷やすこと。「子どもは発汗機能が未熟で、大人のように厚着するのは逆効果。薄着にして熱が逃げやすいようにする必要がある」(幸山先生)。
  欧米では「コールドバス」と言って、子どもを三五、六度のぬるま湯に入れ、スポンジなどで体をこする習慣がある。「入浴はちょっと怖い」という人にお勧めなのが、ぬるま湯で絞ったタオルで体をふくこと。末しょう血管が開き、熱を冷ます効果がある。
  また冷やすなら、おでこではなく、首や脇の下、足の付け根など、動脈がいいそうだ。
  ただし生後一、二カ月の乳児が三八度以上の熱を出している場合は別。ぼうこう炎や腎盂[じんう]炎、髄膜炎が原因になっていることがあるので、念のため病院へ連れて行くべきだ。

 ■病院だ!
  熱に加え一時間に何度も嘔吐[おうと]と下痢を繰り返したり、せきがひどく息が苦しがったりしたときに病院へ連れて行くべき。顔色が白っぽかったり、ぐったりして動こうとしなかったり、目が落ち込んでいる場合は脱水の危険性がある。
  幸山先生は「乳幼児は体が小さい分、脱水になりやすい。嘔吐下痢は特に夏風邪に合併する傾向があるので気を付けてほしい」と言う。特に、血液や粘液が混じっている「うんち」は病院に持参し、医師に見せると診断がしやすい。
  日中であればかかりつけの病院に行けばいいのだが、急な発熱はなぜだか夜間が多い。父親の出番だ。
  県内にある小児科の夜間診療所は、高松市夜間急病診療所(同市桜町、診察時間午後七時半―十一時半)、さぬき市民病院(同市寒川町、同)、三豊総合病院(観音寺市豊浜町、午後七時―十一時)の三カ所。この三カ所が遠かったり、診療時間後に調子が悪くなったりした場合は、消防署の救急隊に電話し、深夜に小児科の医師が待機している病院を紹介してもらうといいだろう。
  (生活文化部・坂本雄)

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