週刊パパパイ-頼れるお父さん養成講座

週刊パパパイ-頼れるお父さん養成講座 (43)第2子以降は幼稚園授業料無料 善通寺に住みたい!

イメージ:(43)第2子以降は幼稚園授業料無料 善通寺に住みたい!

「幼稚園はきちっとしつけをするためにある。将来的には義務教育のように誰もが通えるようになれば」と話す宮下市長=善通寺市役所

2008年04月07日(月)付

「乳幼児期に心と身体をしっかり抱きしめているか。(中略)早期教育の名において、子どもが自分で考え、遊ぶ時間を奪っていないか。人と自分に対する基本的信頼を築き、自然や他者との関係を体得する時間を共にすることが、子育てにおけるおとなの大切な役割ではないだろうか」(渡辺顕一郎ほか共著「地域で子育て」より)

この春から息子が幼稚園に通い始める。上の娘は年中に進級。授業料が倍になるな、と思っていたら、善通寺市が今年度から県内で初めて「第二子以降の授業料を無料化する」というではないか。さらに第一子の授業料も千四百円引き下げ、県内最低額の月額四千五百円になる。パパママの強い味方。ああ、善通寺市に住みたい!

■7市9町は?
 善通寺市を除く県内七市九町の公立幼稚園授業料をみると、東かがわ、宇多津、多度津、琴平、まんのうの五市町が五千円で最も低い。最高は綾川町の八千円だ。
 自治体独自で減免措置を行っているのは丸亀、坂出、観音寺、宇多津、まんのうなど七市町。まんのう町が第一子が小学三年生以下、他市町は二子以上同時に在園していることを条件に、第二子以降の授業料を半額にする、というものだ。西讃地域に集中しているのが興味深い。
 多度津と琴平の二町は、同時に在園している第三子の授業料をさらに三分の一に減額し、千六百七十円としている。三人通わせると計九千百七十円になる。
 高松市はまだ授業料が市内で単一ではないが、合併前の“旧市域”でいえば〇八年度は月額六千百円、二人で一万二千二百円。善通寺市と比べると月七千七百円、年間で九万二千四百円もの出費となる。

■しつけは幼稚園で
 善通寺市の宮下市長は「しつけは小学校に入ってからでは遅い」というのが持論。今回の措置について、「次世代育成が市の一つのテーマ。家庭の教育力低下が叫ばれる今、幼稚園でちゃんとしつけをし、社会性を身につけた人間をはぐくみたい」と語る。
 少子化対策の一環でもあるが、それだけではない。可能な限り子どもに幼稚園教育を受けてもらいたい、というのが本音だという。
 同市がすごいのは、対象を「十八歳未満の子どもを二人以上養育している世帯の第二子以降」としているところ。まんのう町より、さらに手厚い。
 〇八年度の対象人数が三百五十一人、減収額は年間三千万円弱。保育所に通う三歳児以上、第二子以降の保育料も、月額四千五百円引き下げ、トータル約三千五百万円の減収が見込まれている。
 宮下市長は、もちろん市の予算は厳しいと前置きした上で、〇三年度から押し進めてきた職員の削減成果だと話す。「ムダを省き、必要なところに配分することが行革だと思う」。幼児教育は重要事項だと強調する。
 さすが「文京の街」善通寺。他市町に追随する動きが見られないのが残念だ。もし子どもの誕生を機に、新居を探そうというパパママがいたら、善通寺市は強力な候補となるに違いない。(生活文化部・坂本雄)

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